sakuramubonのブログ

将来、マンション管理のコンサルタントとして独立を目指す管理会社フロント営業が綴る日常業務。たまにオフ書きます。

感振ブレーカーの説明会 商売と現実

感振ブレーカーとは…

 

震度5強の地震が発生した際に、自動で落ちるブレーカーで、

阪神淡路と東日本の震災後、電気の供給が復旧した際に、再開したエリアごとに

電気火災が発生したという事例を踏まえて、国も設置を推奨している防災商品。

 

デモ機では、以下の3種類の事象を想定した実例が紹介された。

地震発生⇒警報音⇒約3分後に自動切電

 (3分というのは、夜間の避難経路を照らす明かりの必要性を考慮したもの)

地震による揺れ⇒停電⇒給電開始⇒自動切電

 (地震による停電を想定したもの)

③停電⇒地震による揺れ⇒給電開始⇒自動切電

 (遠隔地で発生した地震で、地震波が到達する前に停電する場合を想定したもの)

 

それから、製造メーカーとして、パナ、NITOと、もう1社、紹介がありました。

もう1社’は…思い出せません。。。すみません。

とにかくマンションにあうコンパクトなサイズ感と、他にはない3Dセンサーを

搭載したNITOが今は一押し!とのこと。

 

良いプレゼンで、とても勉強になりました。推奨できる商品だと思いました。

 

でもですね、最後は管理会社へのリベートの話です。

管理会社へのリベートを販促費として考えているのかどうかわかりませんが、

聞いていたら、議案書の案も提供し、理事会・総会に出席して受注活動をし、

工事する場合は個別の日程調整もしてくれる、管理会社の負担はないに等しい

管理会社に対するBIP対応。

 

そこまでやるなら管理会社へのリベート分、同社の利益にするか、マンション

居住者へ安価な工事提案ができますよね。

 

この闇。

今の私の立場では、疑問を感じていても何も言えません。

 

管理会社の利益の考え方を把握しつつ、早期の独立を目指します!

 

最後に、感振ブレーカーは防災面からは検討の価値があると感じました。

導入検討はお勧めしていきたいと思います。

 

<以下参考情報>

分電盤の耐用年数:約13年(ブレーカー含む)

通常分電盤と、感振ブレーカー内蔵の分電盤との差額:約15,000円

[比較]65,000円⇔80,000円 ※市場価格では+20,000超あり。